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ワークライフバランス

2011年6月 8日 水曜日

長期休暇で人材育成 ~東急ストア~

昨日に引き続き、面白いと感じた東急ストアの人事制度をご紹介します。

食品スーパー大手の東急ストアは2010年5月、全店長を対象に連続2週間の休暇取得を義務付けました。この休暇制度の最大の特徴は、1週間の「リフレッシュ休暇」。


リフレッシュ休暇といっても出勤はせず、店舗周辺の食文化や地域住民の生活実態の自由研究に充ててもらうというものです。競合店や繁盛店を視察して商品展開、接客方法など学んだ点をその後の営業に生かす狙いもあるそうです。同社は「店長が自分の店と他店を比較し、主体的に店づくりを考えるようになった」と制度導入の効果を強調しています。

具体的には:

東京都足立区の東急ストア綾瀬店は、東京メトロ千代田線綾瀬駅に直結する好立地にあります。周囲に大手総合スーパーが立ち並ぶ激戦区ですが、同店には地下鉄を利用するサラリーマンやOLがひっきりなしに来店します。

店長の小川知美氏は、昨年5月にこの新休暇制度を利用。最初の1週間をリフレッシュ期間に充てて首都圏の食品スーパーを視察しました。

他店をハシゴする過程で、幅広い消費者に支持される店作りに気づきました。

そこで綾瀬店の総菜売り場の内容を見直し、女性向けのデザートを増やす等、20~30代の比較的若い世代を意識した売り場の工夫をしました。

一連の改善策が奏を功して20~30代の消費者が増え、惣菜類の販売額は10%以上伸びたそうです。



木下雄治社長が新制度を導入したのは、有給休暇の取得率を高めるとともに幅広い視野を持つ人材を育成するためです。東急ストアに限らず、小売業は休日出勤が避けられず、有給休暇の取得率も低いため就職を敬遠する学生が少なくありません。少子化が進むなか、魅力的な店づくりのアイデアを生み、それを店頭で実行できる優秀な人材の獲得は一層難しくなります。人材の確保と育成の両立を狙った同社の新制度は市場が飽和している中で生き残り競争が激化する業界に一石を投じるかもしれません。



これもワークライフバランスの導入例です。

休暇取得のメリットは、

1.職場を離れていつもとは違った視点(消費者の目線)で物事を見ることができる。

  特にゆっくりと買い物をすることもできないほど働きすぎの社員には有効です。

2.休暇中に気づいた点を店づくりに反映させることを通じて、自ら考え行動し仕事に主体的に取り組むことができる。

  より経営者的なマインドを持って店づくりをできるようになりますね。

3.店長の休暇中に部下がカバーすることで人材育成になる。

  店長の立場を経験した部下は、立場転換することでより仕事を大局的に見られるようになります。

4.休みの取り方で敬遠されがちな業界でも人材を確保しやすくなる

5.そしてなんといっても、休暇中の気づきを店舗に生かすことで売上と利益率アップにつながること!

  それがワークライフバランスの神髄です。



なかなか2週間も連続して休暇を取るのも難しいかもしれませんが連続ではなく断続で取得する、半休を活用するなどそれぞれの企業に無理なく導入できる制度がきっとあるはず。

休暇や労働時間制度の導入でお困りの点がありましたら、お気軽にご相談ください。弊社のウェブサイトのワークライフバランスのページも是非ご一読ください。

投稿者 株式会社マーシャル・コンサルティング

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