人事制度コンサルティング

退職金制度

退職金制度は、一般的に退職一時金制度と退職年金制度に大別されます。退職年金制度の種類は、その仕組みの担い手が、国であるか民間であるかにより、公的年金と私的年金とがあります。

退職一時金制度は、他の先進国に例のない独自の制度であって、これまでの日本的経営を支えてきた一つの象徴的な制度といえます。しかし、60歳定年制が社会に定着した今日、従業員の高齢化に加えて、この制度が特定企業における長期勤続を奨励し、促進する特徴を持つだけに、最近企業の人件費のコストの増大と企業業績の長期低迷、賃金・処遇における能力・成果主義とあいまって、制度疲労が目立っています。

適格退職年金は、2012(平成24)年3月までの猶予措置をもって廃止の決定および運用環境の悪化により積立不足が生じ、掛金の追加拠出を行う可能性が大きいことから企業にとって更なるコスト増が考えられます。また、退職金は労働基準法上の“賃金”ですから、現時点で確定しているものについては、過去勤務債務として位置づけられ、「賃金の支払の確保に関する法律」によってその保全が義務付けられています。社内留保かまたは外部積立による保全策を講じることが重要となります。

退職金制度コンサルティング内容

退職金制度は次のスケジュールに沿って実施します。

 コンサルティング項目内容123456789101112
1現状分析と退職金のタイプの決定・経営理念、戦略、方針との整合性チェック、           
・退職金に対する考え方、           
・想定する水準・カーブの把握          
・基本給リンク型・定額型・算定基本給型・ポイント式の中からタイプを決定           
2ポイントの設定・勤続点、職能点、昇格点、ポイント構成比の決定           
・職能点・勤続点の限界点、           
・ポイント単価           
3退職金のシミュレーション・水準・カーブの形の検証          
・自己都合支給率の決定個人別退職金予測           
・年度別退職金必要額(キャッシュフロー)の推移           
4移行方法と運用の決定・移行時持ち点の決定(各人への通知フォーマット作成)          
・新制度適用対象者の決定          
・人事記録フォーマットの作成          
・ポイント単価見直しのルール作成          
5退職金規程の作成・変更・支給退社者、計算式、算定基礎、支給月数、退職事由、支給時期などの規程化